最近は税務の研究に加え、個人の資産運用についても勉強をはじめました。約7年前、はじめて証券口座を開設してから、私の投資歴がはじまりましたが、本格的に資産運用について考え、その考えを実行したのはこの1年くらいです。今回は私の投資歴とその考え方などについて紹介します。
証券口座の開設 – 2011年 ~ 2014年
当時勤務していた会計事務所に営業に来たSBI証券の方に紹介されて、はじめて証券口座を開設しました。
当時は資産運用はおろか、お金に関する知識は全くなく、「投資はこわいもの」くらいの認識しかなったのですが、その営業マンの口車?にのせられて、口座を開設することにしました。
当時の先輩にいろいろおしえてもらいながら、とりあえずはリスクが低いと教わった2本の投資信託を毎月5千円づつ、計1万円購入することにしました。(今考えるとこれは決して正しくないのですが。。)
まだ働き始めで給料も高くなかったので、毎月の1万円は決して少ない出費ではありませんでしたが、なんとなく「投資」というものに触れてみたく、その後口座の残高不足で積み立てられなかった月もありながら、3年くらい積み立てをつづけることとなります。
積立投資信託の解約 – 2014年
当初設定した投資信託を愚直に積み立て続けていましたが(自動積立なので勝手に毎月決まった日に買い付けされるだけですが)、この年に米国の会計事務所に転職することを決め、お金が必要になったため、積み立てていた投資信託をすべて解約することにしました。
当時保有していた投資信託の銘柄は正確に記憶しておらず、口座の取引履歴にもデータが残っていませんが、世界株のアクティブファンドと新興国株のインデックスファンドを購入していたと記憶しています。
当時の先輩の言葉で今でも覚えているのが、「理論的には日本株式市場の成績は自分の給与と連動する。だから購入するなら日本株式以外を選択するべきだ。」というものです。当時の自分はこの言葉に非常に納得しました。
要は、日本株式に連動する投資信託を購入したところで、「日本株式市場が好調=投資信託が値上がりする=給料が増える」の等式が成り立つので、日本株式を買ってもリスクヘッジにならないということです。それなら、仮に「日本株式市場が不調=給料が上がらない」局面でも、資産の減少をヘッジするため、海外株式や債券を購入するということです。
今となっては、この考えがある意味正しく、ある意味正しくないことがわかるのですが、当時はその言葉を信じて海外株式投資信託を購入していました。
結果としては、元本に比べ+数%の利益が生じていたと記憶していますので、積立投資をしたことは結果的にプラスとなったのでした。
投資の再開 – 2016年~2017年
米国から帰国し、あらためて投資を再開しました。この時点での資産運用及びお金に関する知識は、2011年当時から大して成長しておらず、「前やっていた積立投資で儲かったから、また始めようかな」くらいの気持ちで再開しました。
購入した投資信託は適当にランキングの上位のもので、過去の成績がいいものを選び、お金にも多少余裕ができたので、月に6万円程度を分散して購入していました。
その後、2017年に入り、仮想通貨投資を始めたことから、資産運用について真剣に勉強を始め、投資信託についての知識もかなりアップデートしました。
結果的に、私の購入していた投資信託は一部は適切であったものの、一部が適切でないものを購入していたため、その適切でない一部を解約し、新たな投資信託に振り替えました。この時に学んだ投資信託の基本などは別の記事にまとめたいと思います。
2017年は世界及び日本の株式市場が好調で、結果的に+10%程度の利益を得ることができました。2018年の初頭に、また別途資金が必要になったことから、2017年末にすべての投資信託を解約しましたが、この10%の利益という成績は優秀なものではないかと思います。
本格的に資産運用を開始 – 2018年 ~
2018年1月から家計の資産運用を本格的に開始しています。インサイダー規制があるため、個別株式の購入が難しい我が家では、主に投資信託をメインに資産を運用しています。
今年のマーケットは2018年1月末をピークに下落、その後7月時点で徐々に回復していますが、我が家のトータルの成績は現時点で+1%程度の利益を確保しています。
2011年のはじめての投資から7年を経て、色々と学んだことを活かして将来の資産形成に繋げられるよう、日々プランニングと実行を繰り返しています。なお、手始めに2018年6月にファイナンシャルプランニング技能士2級を取得しました。最終的にはCFPの取得を予定しています。
本ブログは税金を主なテーマとして取り扱っていますが、今後は税金に加え、個人の資産運用及び資産形成についても主なテーマの一つに据えたいと思います。
今回は私の個人的な投資の歴史紹介に終始しましたが、個人の資産運用と資産形成の考え方やノウハウを共有していきたいと思います。
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